marveでは
Pavoniエスプレッソマシンを交換用1つ穴スチームノズルチップ(marveオリジナル)3サイズセットを作成しました!(ステンレス製)
※こちらはmarveがオリジナルでナットを加工して製作した試作品的なアイテムですので、当店でPavoniをご注文いただいた方、当店でPavoniのメンテナンスをご利用いただいた方だけへのご提供とさせていただきます。
スチームノズルのチップ(先)は、ねじ込みになっていて緩める事で純正(3つ穴)と交換出来ます。
Pavoniのスチームノズルヘッドは純正は3穴タイプですが、ノズルの形状を変える事によりミルクフォームの出来上がりが変わってきます。特にラテアートを作るにはきめ細かく滑らかなミルクフォームが不可欠で、そのためにノズルは大変重要です!
1つ穴は3穴に比べて勢いが強く吹き出すので、撹拌しやすく粗めの泡が出来てしまった時にも、きめ細かく混ぜ込めます。
穴径によっても使い勝手が微妙に違ってくるので、さまざまな試作サイズで試してみた結果1.5mm、1.7mm、1.9mmの3サイズが良かったので、今回この3サイズを付属する事としました。
ちなみに個人的には
340ccのミルクジャグの場合は1.7mmが一番使いやすいと感じました。この3サイズでもサイズ毎に使用感は違いますので付け替えてお試し下さい。
Pavoniのタンクは家庭用としては容量も大きくスチームの勢いが強く出せるのですが、シンプルな構造のため思い通りのミルクフォームを作るのは難しくちょっとした事で出来映えが変わってきます。
そのかわり、使いこなせると微妙な調整が出来るのできめ細かいシルクタッチのフォームからクリームのような、ふわふわのミルクフォームまで自在に作り分けられます。
【ミルクフォームの作り方のコツ】
スチームノズルでのミルクフォーム作りをご紹介します。marveスタッフもまだまだ練習中ですが、うまくいかない場合の参考になれば幸いです。
↓まずタンクの圧力を確認します。充分圧力が高まっているほうが(1bar【kgf/cm²】位)スチーム勢いが良くうまくいきます。
↓
ミルクジャグによく冷えたミルクを入れ、傾けてノズルに浸けます。このときノズルが縁に添うようにして、チップが半分ちょっと浸かる位がちょうどいいです。
浸けたらスチームバルブを一気に開きます。
大きな泡が出ず、高周波の高い吹き出し音が出るようにミルクへのチップの浸け具合に注意します。
(ミルクの量は340ccのジャグで130〜150cc位が作りやすいです。)
↓ミルクがジャグの中で勢い良くかき回されるようにジャグの角度に注意して、ミルクをよく撹拌しながら空気を巻き込みます。
ノズルは空気を巻き込ませるために少し浸かる位の位置を保ちます。
このとき、「チチチチチチ」というような音が出るように調整します。
少しづつ量が増えてきますのでそれに合わせてジャグを下げて行きます。
この空気を巻き込ませる時間によってフォームのきめ細かさや硬さが決まりますので、ラテアートを作る時は短めに、軽く弾力のあるふわふわを作る時は長めにします。
↓ある程度の空気を巻き込んだらノズルを少し沈めて、空気を巻き込まず撹拌だけをします。
出来るだけミルクが勢い良く対流するようにジャグの位置や角度に注意して下さい。
大きな泡が浮いている時はノズルの位置を調整して泡をミルクの対流に巻き込んで消して行きます。
温度が65℃(手で触って確認する際は熱くて触れなくなる程度)になったらバルブを閉じます。
ジャグの底を叩いたり少し揺すったりしてミルクフォームを馴染ませます。
ラテアートにはきめ細かく「とろっ」としてジャグのふちに少しまとわりつく感じがちょうどいいです。
上に軽いフォームが浮いている時は必要に応じて上の軽いフォームをスプーンなどで取り除いて下さい。
↓まだまだ練習中ですが、きれいなハートが描けました♪
上記カップはカプチーノカップ amarufi(アマルフィ)
▼ハートやリーフなどのラテアートにはカフェラテカップがおすすめです。
大きめの複雑な絵を描く場合
ミルク&スープカップ parerumo(パレルモ)でも。
↓動画でも紹介しています!
皆様も是非Pavoniエスプレッソマシンでラテアートやアレンジコーヒーをお楽しみ下さい♪
※ミルクフォーム作りは大変繊細です。こちらを使用しても期待通りのものが出来る
事を保証するものではありませんのでご了承下さい。
Pavoniエスプレッソマシンはこちら
井川